TOD'Sのレザースニーカーのソール修理を承りました。
10年以上前にヨーロッパで購入されて、久しぶりに履こうと思ったら、、、
ソールが劣化してボロボロになってしまっています。
加水分解と言われるものですが、長い間しまい込まれていた靴によく起こります。
今回のデザインの場合、ソールを交換するのはさほど難しくないのですが、問題はソールのかかとがまくり上がっており、そこの再現は難しいため、そのままソールを交換すると、剥がした跡が大きく残り、目立ってしまうことです。
跡を隠すために、今回は同系色の革を被せてお直ししました。
同色の革が見つからなかったので、ヌメ革を染色してあります。
修理箇所だけを凝視しない限りは目立たない仕上がりになったかと思います。
こちらのお靴、別のお店で修理を断られてしまったとのことでお待ち頂きました。
まったく同じカタチで再現できない場合でも、出来る限りのご提案をさせて頂きましたので、他店で断られてしまったお靴でも、一度ご相談頂ければと思います。
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