2月も終わりが近づき、少し修理が落ち着いてきたので、オーダーの製作を進める時間も取れるようになって参りました。
なかなか記事をUPできていないので、今日はわかりやすいBefore/AfterをまとめてUPしてみようかと思います。
まずはUnion Imperial
Before
つま先が黒ずみ、履きシワも深く入って型崩れしていました
After
クリーニングで汚れを落とし、木型を入れて不自然なシワを直して、ポリッシュで仕上げました。
黒ずみは全部は落としきれなかったので、つま先を濃いめに仕上げることで目立たなくしてあります。
自然光ですと、この様な感じです。
つづいて、Crockett&Jones
Before
こちらも、つま先に深い傷と黒ずみができてしまい、かかと裏のカウンターライニングも破れてしまっていました。
After
お客様からのリクエストもありましたので、つま先を濃く仕上げています。
写真だとかなり強く見えますが、自然光ですと、もっと自然に見えておりました。
カウンターライニングもなるべく違和感がないように。
カウンターライニングはご依頼が多い修理ですが、作業者の技量やこだわりが見えやすい修理かと思います。他店でお直しされている靴を拝見する際、カウンターライニングの直し方はすごく気になる部分です。
2月も残りわずかとなり、もうそろそろ、冬物の出番も減ってくる頃かと思います。
靴を長持ちさせるには、早めのメンテナンスが基本になります。しまい込まれる前に一度、靴の状態をチェックしてあげて頂ければと思います。
0コメント