昨日まで夏休みを頂き、本日より通常営業致しております。
本日は連休前にご依頼頂いたMARC JACOBSのソール交換とかかとの破れの修理をご紹介致します。
ゴムのソールがだいぶ薄くなっておりましたので、ソール全体を交換しました。
滑り止めの溝がしっかりつありながらも、もとの雰囲気を損なわない薄めのラバーソールを使用しています。
横からの見た目も違和感のない仕上がりになったかと思います。
婦人靴はもともとのソールが薄めなので、お気に入りの靴など使用回数の多い靴は特にソールが磨耗していることが多いので、一度チェックされることをオススメ致します。
今回は併せてかかとの破れの修理もおこないました。
カウンターライニングやすべり革などと呼ばれる箇所の修理ですが、こちらも男女ともに多い修理になります。
当店のカウンターライニングの修理では、使用する革は1mm〜1.2mm厚のオーダーシューズで使用するライニング用の革を靴の状態にあわせて厚みを調整して使用しております。
資材屋さんには専用に型抜きされた革が販売されているのですが、革のクオリティも厚みも使用したいと思えるものでないので、少し手間はかかりますが、1足1足それぞれに切り出し、厚みを調整して作業しております。
履いているときは見えにくい箇所ではありますが、不意に靴を脱ぐ場面があった場合など、けっこう人目に触れる機会も多い箇所なので、破れやほつれがある場合は修理をオススメしています。
見た目の問題だけでなく、機能的にも、かかとの破れをほおっておくと、内側に入っている芯材が劣化し、靴の型崩れにつながる場所でもありますので、ソールやヒールの状態と併せて是非一度チェックしてみてください。
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