「気に入っている靴なのだけど、ソールに穴が空いてしまって、アッパーの色も抜けてしまったのだけど、修復可能ですか?」とお持ち頂きました。
一見するとダメージが大きく見えますが、アッパーの革はまだまだご使用頂ける状態でしたので、ソールの交換とアッパーのメンテナンスで対応させて頂きました。
オリジナルと同様にレザーソールにアローヘッド(V字型)のトップリフトを取り付けました。
アッパーは保革をメインに保湿をしっかりしたあと、色を入れてあります。
作業前と比べると見違える状態になりましたね。
修理は基本的に機械で仕上げますが、コバやヒール周りが綺麗に仕上がると、見栄えがとても良くなります。修理を行う者からするともっとも基本的なことではあるのですが、何年、何百足と作業してきた今でも、ここが綺麗に決まるととても気持ちがいいです。
オールソールの受注が増えておりますが、基本的には2週間以内の納期でお渡しできております。
秋めいてきた今日この頃、そろそろ革靴の出番も増えてくるかと思いますので、一度ソールの状態をチェックされてみてはいかがでしょうか。
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