【まとめ】メゾンマルジェラ足袋の裏張りについて

「普段はあまり革靴を履かないのだけど、秋につづけて結婚式があるから黒の革靴を」とオーダーにいらしたお客様が選ばれたのは、つま先に穴飾りを配した外羽根スタイルのデザイン。 本来、結婚式は黒のオックスフォードが良いとされていますが、お客様が参加されるのはパーティースタイルで、お洋服もデニム地のタキシードをお作りになられたとのことで、 少しカジュアルな印象で、普段のジャケットスタイルにも合わせやすい、5-eyelet の Cap toe Derby をお選び頂きました。 サンプルではCapに親子穴と小さなメダリオンを配していましたが、お客様のご要望で親子穴をなくし、そのぶんメダイオンを少し大きくデザインしました。

「オンもオフも履ける一足を」とオーダーを頂いたスタイルは、当店の人気モデルで前回もご紹介した3-eyelet Apron-front Derbyでした。  ミシンステッチで仕上げられたモカは、ハンドステッチに比べ主張が控えめで、3-eyeletの小さめなフェイスと相まって、どこか都会的な印象がスーツの足元にも違和感なく馴染みます。  また、元来、カントリーをルーツにもつスタイルですので、ダブルウェルトのやや重めの雰囲気とラバーソールとが、ややカジュアルなジャケット・トラウザーズでの装いにバランスを崩すことなく合わせていただけるスタイルです。 

当店の人気のスタイル3-eyelet Apron-front Derbyのオーダーを頂きました。  こちらのお客様は既成靴メーカーでのパターンオーダーの経験がおありで、アーチが高く甲にボリュームがあるという、ご自分の足の特徴をよく理解されている方でした。  パターンオーダーでは甲のボリュームはケアできたそうですが、高さのあるアーチが支えられるという感じはなく、フルオーダーを試してみたいとのお考えでご来店頂きました。 仮合わせの時点で「ここまでアーチが支えられている感じは、今まで受けたことがない」と非常にご満足頂き、甲まわりの修正を経て、本製作へと進ませて頂きました。

年代物のJ.M.WESTONのソール交換修理を承りました。[after]

去年、修理業界に彗星の如く登場したミラーハーフソールを使用して、ルブタンの底面の補強を致しました。 ルブタンの靴と言えば、赤いソールですよね。 ただ、この特徴的な赤も一度の使用でパラパラと剥がれてしまうのが残念なところです。  ルブタンのレッドソールは非常にツヤがあるので、従来のハーフソールですと、どうしても素材の違いが目立ってしまっていたのですが、去年登場したミラーソールと呼ばれるソールは、その名の通り、鏡のようなツヤがあるので、違和感が非常に少なく仕上げることができます。

当店では比較的多くお持ちいただくメーカー、J.M.Westonのソール交換を承りました。 J.M.Westonはウィズ（幅）のサイズ展開が豊富で、足に合う靴が見つかりやすいと仰るお客様が多い印象ですね。

購入まもない、ALDENのコードバン チャッカブーツをお持ちいただきました。 できるだけ頑丈にソールを補強されたいとのご要望でしたので、ハーフソールでの補強に加えて、つま先にスチールを取り付けさせていただきました。 

購入まもないフェラガモのスリッポンにハーフラバーとスチールをお取り付けしました。

今日はオーダーシューズの製作工程をご紹介したいと思います。こちらは本製作の釣り込み作業が終わったところです。